Web Tech Log by 1KB

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Web開発、Webデザイン、SEO、携帯コンテンツなどWebにまつわるテクノロジーを追っかけるブログ。旧名「Web屋に復帰した人間のリハビリ日記」

SWFObject を使用してFlashファイルをページに埋め込み、iPhone用に代替画像を表示

先日とある知人からWebに関してに相談されました。

「FlashがiPhoneで表示されなくて困ってる。ページを開くと変なアイコンがでるだけ。なんとかしてほしい」

と。確かiPhoneは現時点ではFlashに対応してない。でも最近はiPhoneを持っている人が町中でもちらほら見かけるので、無視できない存在なんでしょうね。私はiPhoneは持っていませんが、同じブラウザSafariを搭載したiPod touchは持っているので、それで確認してみた。

20090206ipodflash

たしかに変なアイコン出ています。おそらく対応するプラグインは入ってないぞという意味でしょう。

Flashに関しては大昔多少かじった程度であまりくわしくありません。その大昔もFlash2の時代で太古の昔です。でも確かSWFに書き出すときにブラウザが対応していない場合、代替GIF画像を表示するようにオプションがあったような・・・などと思ったんですが、手元にFlashがないので、確認のしようがありません。

いろいろ調べているとSWFObjectというJavascriptライブラリで出会いました。SWFObject はFlashをWebページに埋め込みをするのに便利なJavascriptライブラリで、本家Adobe Flashのアプリケーションが書き出すHTMLコードよりもすっきりきれいなHTMLになったり、Flashプレイヤーのバージョンが検出できたりなどなにかと便利なライブラリです。今回はこれを使ってみました。

Google Codeからダウンロードできます。2009年2月現在の最新バージョンは2.1です。

使い方は簡単で、ほとんどそのまんまサンプルコードのコピペで動きました。

1, ヘッダにてJSの読み込み、swfobject.registerObjectメソッドを追加

<head>タグないでJSファイルの読み込みをおこないます。よくあるパターンですね。まあ<head>タグ以外でもいいんですけど

<script type="text/javascript" src="/js/swfobject.js"></script>
<script type="text/javascript">swfobject.registerObject("title", "9.0.0", "/img/expressInstall.swf");</script>
<!-- 第1引数で実際に表示するHTML内のIDを指定する(title)。第2引数で再生に必要なFlashバージョン。第3引数はexpressInstall.swfのパス-->

expressInstall.swfはFlash Playerのバージョンが、再生に必要なバージョンに満たない場合に自動的に実行され簡単にバージョンアップできるようです。

2, 実際のHTMLの場所にFlashを埋め込み

先ほどswfobject.registerObjectメソッドで指定したID付きの<object>タグを実際Webページ位置に埋め込む

<object id="title" classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="750" height="250">
<param name="movie" value="/img/index_title.swf" />
<!--[if !IE]>-->
<object type="application/x-shockwave-flash" data="/img/index_title.swf" width="750" height="250">
<!--<![endif]-->
<div><img src="/img/title.gif" width="750" height="250" alt="Title Logo" /></div>
<!-- ↑ここで代替画像を指定する。別に画像でなくてもテキスト等でも可 -->
<!--[if !IE]>-->
</object>
<!--<![endif]-->
</object>

<object>タグ途中の<div>タグで代替画像を入れます。別に画像でなくてもテキストなどでもかまいません。

まあこんな感じです。アップロードして、再度iPod touchのSafariで確認したところ、きちんと代替GIF画像が表示されてました。

でもiPhone用のFlashプレイヤーは開発中のようなので、じきに代替画像ではなく、きちんとしたムービーが再生できる日が来ると思います。

ウィルコム「どこでもWi-Fi」のような即席無線LANスポットを構築できるハードウェア、ソフトウェアの独断と偏見いっぱいなまとめ

ウィルコム「どこでもWi-Fi」の価格が発表されましたが、USBやカード型といった既存データ通信端末以外の新しい形として注目ですね。
無線LANルーターなので複数台で共有できますし、PC以外でもニンテンドーDSやPSP、iPod touchのように無線LAN機能がついたモバイル機器も増えてきたのでとても便利だと思います。
そこで、この手の即席無線LANスポットを構築できるハードウェア、ソフトウェア(スマートフォン用)を独断と偏見いっぱいにまとめてみました。

まずはハードウェア編から

■ どこでもWi-Fi

20090126dokodemowifi

今回発表された、ウィルコムの「どこでもWi-Fi」です。
WAN側速度はW-OAM対応で、204Kbps現行PHSですので、速度が遅いのがネックですね。その分価格は安め設定されていると思います。頭金は4800円で、月額料金は「どこでもWi-Fi」専用プランが用意されるようで、料金プラン+端末代金として月額1980円のようです。24回払いを想定しているようで、支払い終了後はまだ未定とのこと。

▼参考コスト
どこでもWi-Fi初期費用:4,800円(頭金)
月額費用:1,980円(W-VALUE割引適用期間中の費用、2年目以降は未定)

WILLCOM どこでもWi-Fi [WILLCOM W-Value] WS024BF1
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5 これはいい

■ PHS300 + イーモバイルD02HW等

20090126phs300

PHS300はUSB端子とバッテリーのついた、持ち運びができる無線LANルータです。そのUSB端子にイーモバイルD02HWなどのUSB無線モデムを接続します。
これで即席無線LANスポットの完成です。ウィルコムと違って、WAN側回線が7.2Mbpsと快適です。
ちなみにPHS300はアマゾンでも買えます。

▼参考コスト
PHS300:19,800円(公式サイト)
イーモバイルD02HW初期費用:5,980円(2年契約)
イーモバイル月額費用スーパーライトデータプラン:1,000円~4,980円(2年契約)
※イーモバイルはオンラインストアより。契約事務手数料別途。

Cradlepoint PHS300 Mobile WiFi アクセスポイント IEEE802.11b/g 黒 122×73×18.5 内臓バッテリ1800mAh
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5 歩くアクセスポイント
4 どこでもネット
5 素晴らしい商品だと思います。
5 最高です

■ イーモバイル EMONSTER/Touch Diamond + WMWifiRouter (Windows Mobile)

20090125wmwifi

WMWifiRouterはWindows Mobile用ソフトウェアです。日本国内でもWindows Mobileは数多く発売されていますが、サポートされていない端末もあるので注意が必要です。こちらで確認できます。端末の無線LAN機能を利用して、WAN回線の無線LANソフトウェアルーターとして動作します。 ソフトウェアは無料ではなく有料となります。pocketgames PDA秘宝館さんで購入できます。3150円なり。 ちなみに裏技的にX02HTでもインストールできます。

実は私以前にX02HT + WMWifiRouterの組み合わせでテストしたことがあります(現在のバージョンで動作するかは不明)。ノートPCを接続したんですが、快適に接続できました。ただしX02HTのバッテリーの持ちが悪かった印象があります。X02HTはスパボ一括で散発的に安売りしてるらしいので探してみてはいかが?? また、DSやPSPなどゲーム機には対応していないようです。その点注意が必要ですね。 ▼参考コスト WMWifiRouter:3,150円(pocketgames PDA秘宝館) イーモバイルTouch Diamond S21HT 初期費用:39,980円(2年契約) イーモバイル月額費用ケータイプラン:1,000円~4,980円(2年契約、通話料別途) ※イーモバイルはオンラインストアより。契約事務手数料別途。また初期費用安め、月額費用高めもプランもあります。

■ SoftBank X02NK + WalkingHotSpot

20090126walkinghotspot

WalkingHotspotはSymbian OS S60プラットホーム用(Nokia端末)のソフトウェアです。WMWifiRouterと同じく無線LANソフトウェアルーターとして動作します。SoftBank X02NKにインストール可能のようです。
こちらも有料となります。月額6.99ドル、年額24.99ドルです。
X02NKであれば、パケット定額フルを契約することによって、パケット料金は最大5985円におさめることができます。

▼参考コスト
SoftBank X02NK 初期費用:一括払い76,320円/分割の場合3,180円×24回 月々割で通話料から2,000円×24回割引で実質1,180円×24回=28,320円
月額費用:ホワイトプラン980円+S!ベーシック315円+パケット定額フル1,029円~5,985円
※契約事務手数料別途。その他料金プランあり

■ iPhone 3G + PdaNet(要Jailbreak)

20090126pdanet

続いてはiPhone用アプリのPdaNetです。所謂勝手アプリで、Jailbreakが必要です。Jailbreakがわからない方は手を出さないほうがいいです。Jailbreakの説明は省略させてうただきます。ネットで検索してみてください。
PdaNetはJailbreakしたiPhoneでCydiaから簡単にインストールできるようです。
ちなみに公式のApp Storeでは初期にNetShareというアプリが登録されていたらしいのですが、現在は削除されているようです。

▼参考コスト
iPhone 3G(8G) 初期費用:一括払い69,120円/分割の場合2,880円×24回 月々割で通話料から1,920円×24回割引で実質960円×24回=23,040円
月額費用:ホワイトプラン980円+S!ベーシック315円+パケット定額フル1,029円~5,985円
PdaNet:公式サイトではiPhone版の価格が明示されてないが、こちらによると29ドルらしいです

総評
私自身はほとんどのパターンでテストしていないので、偉そうなことは言えませんが、やはりハードウェアタイプの方が敷居が低く初心者にはいいと思います。なかでも、ウィルコムのどこでもWi-Fiは回線、端末ともワンストップでサポートしてくれると思います。ただし現行PHSなので、回線速度が遅いです。
なので、サポート不要だ!と言い切れる人はPHS300+イーモバイルがオススメでしょう。
ソフトウェアタイプは対応のスマートフォンをお持ちの方は試してみる価値はあります。ただ即席無線LANスポットをやりたいが為にスマートフォンを購入するのはまだリスキーな気がします。
またDSやPSPなど非PCデバイスは動作確認がとれているもので使用することをオススメします。
※参考コストは2009年1月現在のものです。詳しくは各公式サイト、店頭を参照してください。

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